久しぶりに「だるま」の天麩羅が食いたい、とオヤジが言うので小田原の駅前からちょっとのところにある「だるま」へ。
この店は予約ができない。
いつも言ってみると店の外に人があふれていて、席が空くのを待っている。
そんな人たちを待たせて予約席の空いたテーブルを作るわけに行かないのだろうな。
店は国の有形文化財になってる。 |
入り口横にだるまの象。 |
行ってみると今日に限ってすぐに席に座ることが出来た。
ラッキー、ラッキーとメニューを観ていたら、次々とお客が入ってきてあっという間に周りが満席に。
ちょうど良いタイミングで来店して、ホントにラッキーだったよう。
創業明治26年。正式には「だるま料理店」という。
ので、天ぷら屋のイメージが強いが、その他にも魚料理などいろいろある。
親父の実家がすぐ近くなので法事の集まりやちょっとした食事会などで何度か来た地元の有名店。
親父にとっては懐かしの味を久しぶりに、というつもりだったようだが、周りを見回して「なんだか観光の人ばっかりだな」とぽつり。
地元に人のちょっとした料理屋というのがいつの間にか小田原の観光名所みたいになっているらしい。
店内も趣ある雰囲気。 |
お刺身、焼き魚、煮魚、寿司などあるが、やっぱり名物は天麩羅。
ゴマ油の香りがほんのりとして食欲をそそる天丼がオススメ。
初めてなら一度天丼を食べてみるのが良い。
本日は親父のおごりということで、松定食2,630円を頂く。
先付、刺身、天麩羅、お漬け物、鉢物、ご飯、お吸い物。
先付は具入りのトロロ。カニ肉のサラダとお刺身。美味! |
季節の一品。ギンナン、ホタテとう巻き。キノコ、さつまいもは銀杏の葉の形に。 |
鉢物が気が利いてて素晴らしい。
オイラのは銀杏の葉の形にしたさつまいもの素揚げだったが、隣を見ると紅葉形にしてあったよ。
天麩羅とお椀。 |
そして天麩羅。
そんなにしつこくなくほのかにゴマ油の香り。
この天麩羅は結構好きな味。
天丼は天つゆで少しベシャッとした天麩羅になるが、定食だと衣がパリッとしていてこれも良い。
小田原に行ったら食べたい店。