2012年3月4日日曜日
「ヒューゴの不思議な発明」は3Dがオススメ!
マーティン・スコセッシ監督作品で本年度のアカデミー賞5部門受賞した「ヒューゴの不思議な発明」を観る。
原作は「ユゴーの不思議な発明」という絵本。
映画の原題はただの「HUGO」。
ヒューゴは修理しただけで発明してないから?
なによりもこの映画で個人的に注目は、ヒューゴと友達になって一緒に物語を紡いで行くヒロインのイザベルを演じた「クロエ・グレース・モレッツ」。
キック・アスのヒットガールをやった少女。
自分にはロリコンの趣味は無いので芦田愛菜ちゃんも本田望結ちゃんも何とも思わないが、ヒットガールには完璧に♡を射抜かれてしまった。
あー、またヒットガールに会えると思ってワクワクしながら観に行ったのだった。
しかし、イザベルはヒットガールではなかった。(当たり前)
しかももう少女の面影は薄く、なんだかずいぶんオトナっぽくなってる。
ヒットガールの時が11歳。
現在15歳とのことなので、撮影時は14歳?
3年経つとこんなに成長するのか、と驚く。
そういえばナタリー・ポートマンも久しぶりに見て、「レオン」のあの少女が、こんな美人になったのか、とビックリしたものだった。
クロエも素敵な女優になりますように。
この作品は3Dで鑑賞するのがお勧めと聞いていたのでそうしてみる。
確かに3Dがオススメ!
(2Dでは見ていないので比べたわけではない)
冒頭の駅をカメラが抜けて行くシーンでは3D効果に驚くが、そういうことよりも全体的によく出て来る舞台が、駅舎内だったり時計台の中だったりするので奥行きのある空間に人がたくさんいたり、機械装置があったりする。
その立体感がリアルに体感できる。
また、雪とか埃とかが素敵な小道具となってキラキラと画面の中を美しく舞うのも楽しめる。
オドロカシのための3Dではないので、眼が疲れないしストーリーに自然に引き込まれながら、ストーリーを立体的視覚で楽しめる。
マーティン・スコセッシのような大御所が、初3D作品を作るにあたって面白がってチャレンジしているのもスゴいことだと思う。
「ガンジー」をやったベン・キングズレーが演じる「ジョルジュ・メリエス」という挫折した老人は実在の人物なのだそう。
ヒューゴがこのパパ・ジョルジュをもう一度希望ある人生へ戻すというのが主ストーリーなのだが、ジョルジュ・メリエスの話しが彼自身へのオマージュ、リスペクトとなっていてこれも良い。
「人にはそれぞれ役割がある。意味の無い人間なんて一人もいない。今、僕はその役割を果たす時なんだ」
というヒューゴの台詞にちょっとジンとなる。
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