2012年4月4日水曜日

平成中村座で「法界坊」を観る。

浅草へ出掛ける。
平成中村座「法界坊」を観る。











京成の浅草駅から平成中村座まで歩いていく間、隅田川沿いの桜は5分咲きほど。




春っぽい陽気の中を桜橋まで歩くとその先に「平成中村座」がある。










人気の演目だし、中村座は面白いので人で一杯。
場内は満席!














席はなんと8列目をゲットできたので、座椅子の席で舞台は目の前。













「法界坊」は中村勘三郎さんがニューヨークやベルリンでも公演して大絶賛だった演目。
オイラは今回初めて観るが、前から観てみたかった。








金と女と酒にだらし無い生臭坊主の法界坊。
手に入れたい女を何とかしようといろいろするが上手くはいかず、最後は斬り殺されて怨霊となる。



ここで幕間となり休憩。


休憩後、怨霊となった法界坊がさらにパワーアップしてボスキャラ化。
三味線と太鼓の演舞っぽいこの後半が素晴らしい。





最後は舞台後ろの壁がオープンしてスカイツリーをバックに華麗で見事なパフォーマンスが繰り広げられる。

すごいな中村座!








ほんとの桜はまだ満開になってないが、舞台演出で桜吹雪が半端無く舞台上から舞ってくる。
その中を、ボスキャラの勘三郎が見事な変化とパフォーマンスを魅せる。



外から吹き付ける風に乗って桜吹雪の花びらが席まで届いてくる。

本当に面白いし美しい。


花びらが席まで飛んで来たやつ。








一緒に行った長男も面白がっていた。
若い世代にも受け入れられるエンタメに昇華しているのが、中村座の素晴らしいところだと思う。
同時に伝統芸能としての格式も大事だと思うが。
だから後半の舞踊も素晴らしい出来になってる。
そのバランスがちゃんと成立して現代でも楽しめる歌舞伎に仕上がってるのだった。











観劇後せっかくなので浅草寺参り。
というか、平成中村座の観劇の半券を見せると、携帯ストラップがもらえる場所が境内横にあるのでそこへ向かう。

すごい人混みだった。





浅草寺本堂横にその交換所はあった。

中村座の半券見せると携帯のストラップがもらえる。








浅草寺を出て、周りをぶらぶらと。
浅草公会堂の前に、ロサンゼルスのチャイニーズシアターみたいな有名人の手形のモニュメントがあった。

中村勘三郎さんの手形を発見。(勘九郎の名前になってる)



勘三郎さん、意外と小さい手のひら。


自分の手を重ねてみる。
ずいぶんと小さい手のひらなので驚き。




中村座で満喫の一日だった。

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