大好きだったNHKの大河ドラマ「龍馬伝」。
龍馬の幼馴染みとして劇中で重要な語り部だった岩崎弥太郎。
土佐の下士で貧しい家に生まれた弥太郎が持ち前の商才を活かして、出世して行くストーリーも龍馬伝のすばらしい伏線になってた。
「土佐の下士じゃったこのワシが、今では三菱を作った男じゃきにのー」
そんなことを思い出しながら上野の不忍池のほとりにある「岩崎邸」を訪ねてきた。
駐車場がないので近くのコインパーキングに車を停めてから行く。
結構人がいるのでビックリ。
岩崎弥太郎人気すごいもんだなと思う。
入り口から長い坂道を登って行く。
登った先には素晴らしい洋館が。
受付の上の大銀杏の樹が真っ黄色に色付いて素晴らしい眺め。
入館料を取るちゅうがじゃ。一般で400円じゃきに。
せこいのう。
入り口に行ったら、ここで靴を脱げというきに。
靴をコンビニ袋に入れて館内を観る。
しかもここから館内は撮影禁止!
せこいのう。
どういてじゃ?写真くらい撮ったってよかろう、のう弥太郎よー。
と思ってしばらく見て回っていたら、この岩崎邸は弥太郎も住んでいたらしいが、三菱3代目の岩崎久弥という人に縁の深いものらしいということが解ってきた。
館内には結構な人数の見物の人がいて、案内役の人もいるのだった。
案内役の人があちこちでこの館の説明をしているので、そばに近寄って聞いているとこの岩崎邸のいろいろが聞けてしまうのだった。
たとえば、
「この屋敷は戦後はGHQに没収されて、洋館の部分はGHQに手を入れられてしまったので照明や家具などは岩崎家のものではないのです」とか
「このサンルームは実は後で増築されたので、もともとは無かった物なんですよ」とか
ツアーの人に混じってフリして、いろいろ教えて頂きました。ありがとうございます。
スゴイ広ーい岩崎邸なのだが、これでも元の1/3くらいになってしまったとか。
本来は東京ドームの何個か分くらいだったらしい(忘れた)
それでも充分にビックリのお屋敷で、エントラスからの洋館と、廊下を渡って続く和館、そして地下通路でつながっているビリヤード館。
洋館巡りを気にされているならこの岩崎邸は、是非おすすめです。
一通り見て帰ろうとしたらば、呼び止める警備員風の人が。
なんか悪いことしたっちや?
と一瞬ビビる。
が、じつは「そのまま帰らないでこっちも寄って行ったら」という親切な案内だった。
国立近現代建築資料館。
まー暇だし、見て行こうかね、と思ったら
スゴ面白展示だった!
大御所「菊竹清訓」先生展。
展示してるのは菊竹先生の作った建造物の、模型と設計図だけなのだがこの繊細でありながら機能と実用を抑えておきながらぶっ飛びな発想の設計図を見ることができて本当に面白かった。
ここはたぶん元岩崎邸の敷地に違いないはず。
ここに作られているこの国立近現代建築資料館も忘れずに観て行くことお勧めします。
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