2015年9月21日月曜日

2015 赤坂大歌舞伎





SWの休日に赤坂ACTシアターで「2015赤坂大歌舞伎」を観る。      




演目は勘九郎が演じる
「操り三番叟(あやつりさんばそう)」








七之助が主演の
「お染の七役(おそめのななやく)」。







「操り三番叟」は踊りの演目で、タイトルの通り操り人形に扮した勘九郎のコミカルな踊りが楽しい。
見る方は楽しいが、演じる方はかなりのハードワークだと思う。
身体能力高くないと綺麗に面白く見えないものだと思って感心。









「お染の七役」は油屋の娘「お染」と奉公人の久松の恋物語と行方知れずになった名刀を巡る騒動の話。
だがこの演目は話の筋よりもとにかく七之助が主要な登場人物の「お染」「久松」「お光」「奥女中竹川」「芸者小糸」「土手のお六」「後家の貞 昌」という7役を一人で演じる早変わりが見どころ。






ストーリー上で密接に絡み合う7人を一人で演じるのにもかかわらず、舞台を見ている人にストレスを与えることなく展開していく舞台構成も素晴らしいし、早変わりはまさにイリュージョン!


初演は今から200年以上前と書いてあるので、当時の人は今以上にビックリたまげたことと思う。
今ほどの完成度があったのかはわからないけど。





七之助が演じる7人のうち久松以外は女性役なので、舞台では妖艶で美しい七之助を見て楽しんでいるが、舞台袖から消えて次の役に早変わりするために七之助が全力ダッシュするドタドタドタッという音が聞こえたりしてそれも面白い。












今回の席は最後列から2列目というずいぶん上から見下ろす席だった。
ただしこの後ろ2列が料金4000円、一つ前の列から前になると8000円になる。
2階からならたいして違いがないので、値段が半分なら最後尾の2列で十分楽しめるしお得だと思う。




上から見る角度がかなりきついので
ACTシアターは花道もちっちゃい。



今回で観るの4回目になる赤坂大歌舞伎
毎回楽しく見させていただいてます。

歌舞伎の王道、歌舞伎座での演目よりもちょっとだけ歌舞伎の敷居を低くしてわかりやすくて面白い赤坂の舞台を作った亡き勘三郎さんに感謝。







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