有給休暇をもらって伊豆下田へ鰻を食べに行く。
来週末にも下田への旅行があるがそのロケハン。
偶然土曜日に修善寺でゴルフの誘いがあり、前泊しようということになったので
ちょっと足を伸ばして下田まで行ってみることにした。
朝の7時前に家を出発して、首都高~東名高速を疾走。
目的は2つ。
ひとつは今度下田へ親を連れて来る際に歩こうと思っている伊豆急下田駅からフェリー乗り場まで、同じく下田駅からペリーロードまで年寄りが歩けるものなのかの確認。
もうひとつは、昼に家族で寄ろうと思っている「小川家」のうな重。
「ものすごい美味い」という評判は本当なのだろうか確認に行く。
というかそんなうまい鰻なら来週まで待たずにすぐに食いたい。
というわけで、天城越え。
修善寺までは快晴だったのに、天城峠は雪!というか吹雪!
雪の天城越え。 |
せっかくなので浄蓮の滝も見に行く。
なぜだかちょうど最近、石川さゆりがマイブームになってたところ。
浄蓮の滝。 |
天城越えして河津へ。
ちょうど河津桜が満開の時期。綺麗。
河津桜と踊り子号。天城山は雲の中。 |
前日が雪だったらしく、下田までの道端には結構な量の雪が。
あまり飛ばさないようにして12時過ぎに下田へ到着。
やっぱ下田は遠いーな。
東急ストアの駐車場に車を止めて、確認事項のその1を実施。
遊覧船乗り場までは歩けないことが判明。
若者だったら何のこと無いけど、年寄りを歩かせるのはムリ!
ということで、下田駅のバス停で遊覧船乗り場のある「間戸ヶ浜」行きのバス発車時刻を確認。
次。了仙寺とペリーロードのほう。
下田駅からペリーロードまではなんとか歩けそうということも解る。
というか、ペリーロードはすぐ終わってしまうのでビックリ。
良い雰囲気は間違いなく、テクテク歩いてしまわずにゆっくり堪能することとする。
ロケハン来て良かったな。
さて本題。
鰻の小川家に到着。
「こんにちは」と暖簾をくぐる。
「お一人様ですか」と聞かれ「はい」と答える。
奥からご主人と思われる人が顔を出して「1時間近くお待ちいただきますが」と言う。
「いいですよ」と応えるとテーブルに案内してくれた。
お茶がだされて「うな重の松は予約で終わってしまったので竹か梅で」と言われるので
「では竹をお願いします」と言う。
松竹梅の違いは鰻の大きさです、とメニューに書いてある。へー。
1階座敷では宴会中の模様。
左隣のテーブルは若いカップルがうな重が出来上がるのを待ってる風。
右隣のテーブルは空いている。
調理場の手前に捌かれて行く鰻たちが入った桶がある。
手前の桶はドジョウ。四角いタイル貼りの桶に鰻。 |
1時間待ちくらいいいですよ、と言ってみたものの手持ち無沙汰になってきたので、メニューにある「きも煮」というのを頼んでみる。
315円なのでチョビットなのだろうと思ってたら結構な量。
きも煮。 |
見た目はグロイが味は上品で、20個近くある「うなきも」もサクサクと口に入って行く。
しかしあんまり早く食ってしまうと、また時間を持て余してしまうと思い、チビチビと食べて行く。
馴染みの客らしいおばあさんとおじさんが入ってきて、右隣のテーブルへ案内される。
左隣のカップルにうな重が出来上がってくる。
おおっー、本当に美味そうだぞ。「やわらかいー。どうやったらこうなるの?」とか「フワフワだね」とか言ってる。
楽しみ!
次に右の客のうな重が出来上がる。
なるほど予約優先ということか、と理解。
左のカップルに比べて明らかに鰻が小さいので、これが梅のうな重だと思うが、おばあさんは食べきれずに残していた。普通に考えれば十分な量のうな重。
1階のテーブルに誰も居なくなってからオイラのうな重がやっと運ばれてきた。
これだーっ。
竹 2415円 |
ほんとに美味い。
こんなフワフワな鰻は初めて。
タレが薄味風なので鰻の本来の味がよく解る。ヘーって思った。
食ってる途中でお茶を注いでくれたので
「来週も来るんです。予約してあって」と言ってみる。
厨房に戻って確認して「アー三日月さんですね、はい伺ってます」と言ってくれる。
「松で予約してあるんですが、どのくらいの量ですか?年寄りでは多すぎますか?」
と聞いてみる。さっき左のカップルが食べてたのが松のうな重とのこと。
量が食えない人とものすごい食う人との混成8人なので、内部でシェアすれば何とかなるとして松8人前のままで行くこととする。
8人での予約だと今宴会をしている座敷になるのかと思い、それも聞いてみる。
「お2階のお座敷をとってあります」とのこと。
あー、2階があるのか。
次回のうな重「松」もまたインプレします。
いくらでも食える感じなうな重。
これを書いてる今もまた食いたい!次回が楽しみ!!
ごちそうさま、美味かった、来週もよろしくー。と店を出て下田の商店街をうろうろ。
次の日のゴルフを手配してくれた会社の先輩から携帯に電話。早く来い、とのことなのでそろそろ修善寺に戻ることにする。
下田土産(というかクイズの景品…また詳しく書きます)に何が良いかを事前に調べて候補にしていた、下田「日新堂」のマドレーヌとレモンケーキを買いに行く。
三島由紀夫が愛したマドレーヌ。行ってみたらちっちゃな地元のお菓子屋さん。
入って行ったらおばあちゃんが何何?って感じで登場。
「えーっと、えーっと、マドレーヌを8個とレモンケーキ8個ください」
「5個セットと1個づつで良いの」
などのやり取りをしていたら、壁に細野晴臣さんと横尾忠則さんがマドレーヌを食べてる写真が飾ってある。
「細野さんと横尾さんですよね」と聞いてみる。
「なんかうちのマドレーヌが好きだと言うんで呼ばれて行った時の写真なんですよ」と話してくれる。
2人の対談?か何かの時にお二人がこの日新堂のマドレーヌが好きで、日新堂のおばあちゃんが呼ばれて行ったとかと言う話を伺う。
「ひとつおまけね」とうれしいサービス。
マドレーヌ(左)とレモンケーキ(右)。 |
食ったら今風の上品なマドレーヌとはちょっと違って、小麦とバターがコッテリしたモフモフのマドレーヌだった。子供の頃に親が作ってくれたホットケーキとかのような手作りの優しい美味しさにあふれてた。
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